ネットショップ『Nino工房』では、特別ニノッセ(イカ・帆立)を準備しました。海老アレルギーの方のためです。
数も限られています。アレルギーではないけれど、興味のある方はお店に来られたときにリクエストしてみてください。ネットショップの商品としては数量限定ですので、まとまった数が必要な方は別途ご相談ください。一週間以上前にご連絡をお願いいたします。
アレルギーは、人によって症状の大小が異なりますが、少しの量でも死に至る場合があります。アレルギー食材の混入が100%ないよう、慎重に作らねばなりませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
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アレルギーについて、飲食店を営む者として考えていることを書いてみたいと思います。
例えば「小麦アレルギーです」という方は、どんな食材がダメなのでしょう。小麦を使った食材・・パン、パスタ、うどん等があります。誰もが想像できるもの以外にも、醤油、水飴、ベーコンなどもその製造過程で小麦を使うことがあります。(全てではありません)一見小麦を使っていないように見える和菓子でも、水飴を使っている場合には小麦成分が含まれることがあるのです。アレルギーってそこまで考えなければならないんです。重度の方は、命の危険があるから・・。
何年か前、海外からの旅行者から予約の電話が入りました。「家族で旅行をしています。娘はアレルギーがあります。対応してもらえますか?」何度かやり取りし、お互いに納得の上、お受けすることにしました。けれども、予約日前日、こんな連絡が入ったのです。「娘がアレルギー症状で寝込んでいます。ホテルから外に出ることができないので、キャンセルします。ごめんなさい」とても残念で悲しい気持ちになりました。ご両親は、万全の準備をして、レストランや飲食店に“アレルギー”の内容を伝え、日本での旅行を楽しもうとしていたことは、Ninoへの予約状況からもよく分かりました。おそらく、先に書いたようなアレルギーに関する無知や意識の低さから、どこかの飲食店でアレルギー症状がでてしまったのだと思います。
海外からのお客さまを迎えることが多くなり、食文化の違いやアレルギーの問題にも何度も接することがありました。実際にアレルギー症状で苦しまれたお客さまの声を聞き、これは飲食店全体、日本の国全体がもっと意識を高めなければならないことだと思うようになりました。
命にかかわることだから。大切なことだから。みなさんも一緒に考えてみて下さい。
ありがとうございます!
今年は・・・全国22位。5年連続でランクイン。
みなさまのおかげです。喜びと感謝でいっぱいです(^^)
ますます精進いたします。
https://tg.tripadvisor.jp/news/ranking/best-inbound-restaurants/
コロナ禍で飲食店の多くは厳しい状況にあります。お客さまの健康を大切にするがゆえの休業。テイクアウトやデリバリーという分野へのチャレンジ。
何をするか、どうするか・・どのお店も頭を悩ませていることでしょう。
私たちNinoもしばらくの休業を選択し、ネットショップやテイクアウトに取り組んでいます。
“何をしよう、どんな風にやろうか・・・”いろいろと準備を重ねていた時期、自分たちの思考も、そんな風になっていました。
でも、このような状況になった今、まず先に考えなければならないこと・・・それは“いかにあるか”でした。
“How to doではなく、How to be”であることに気付きました。
Ninoはいかにあるべきか。なんのために存在しているか。そして私たちスタッフ一人ひとりもいかにあるべきか。平穏なときも、困難なときも、自分自身はいかにあるべきか。
Ninoは空腹を満たすためだけの食事を提供しているわけではありません。心が満たされること。満たされた心の奥から笑顔があふれ出ること。それが大切な目的。お料理の提供は、それを実現するための一つの方法です。
“いかにあるか”を今一度身体の中にしみこませ、それから“何をするか、どうするか”を考えました。
ネットショップの工房では、丁寧に一食分ずつパスタソースを作ります。一度に作ることができるのは、二食分。大きなお鍋でまとめて作ることもできるんです。でもしないんです。
“お店と同じように・・”一人ひとりのお客さまの顔を見ているかのように作るんです。
“いかにあるか”を妥協しない。
そうすれば、“何をするか、どうするか”は自ずと定まってくる気がします。
そうすれば、守り続けるべきこと、変化を求めた方が良いことが見えてきます。
そのことをまっすぐにやり続けるだけです。
ちょうど若草山の山焼きが行われた1月末のころ。
まだ奈良の街には、たくさん海外からのお客さまの姿がありました。
少しずつ少しずつ街の様子が変わり、3月の東大寺お水取りのころは、人よりも鹿が目立つようになっていたように思います。
それでも人は、毎日同じことを繰り返し、同じ場所で同じように仕事をしていると、変化を察知する力が薄れることがあります。
Ninoも、1月から3月にいたるまで、例年とは異なるお客さまの減少を感じてはいました。
けれども現実を見つめ、先を見通す力は、日々繰り返される日常の中で弱まっていたかもしれません。
そんなとき・・・
あるお客さまがいつものようにお食事に来られました。
中国、そして私たちのレストランとも縁のあるイタリアでの新型コロナウイルスの状況等をお話されました。
そして「日本も近いうちに同じようなことが起こるかもしれない」と。
その言葉を聞いて、現実を見つめ、先を見る目が開きました。
“もしもお店を休むことを要請されたら・・もしも街が閉鎖されたら・・”
恐れるのではなく、前を向くための思考でした。
Ninoでは、以前からネットショップの準備をしていました。
レストランと並行しながらの作業はなかなか難しく、中断していたのですが、3月頃から本格的に準備作業を再開しました。
4月に入り、売上減少を心配した常連さんが応援に来て下さることもありました。
Ninoファンの方が立ち寄って下さることもありました。
本当に本当にありがたかいことです。
でも、“うつらない うつさない”を第一に考えると、お客さまを大切にするために休む・・そんな選択にいたりました。
そして、今しばらくはネットショップで、みなさまのお役に立つことに懸命に取り組んでいます。
これからどうなるかは誰にも分かりません。
でも、常に今この現実をしっかり見つめ、その時その時にできることを積み重ねたいと思います。
いつも“みんなが笑顔である”ことを大切にしながら・・。
オリーブオイルはイタリア料理の要。大切な存在です。
Ninoで使っているオリーブオイルは、イタリア直送。
日本では手に入るのはNinoだけ。
このオリーブオイルとの出会いには、こんな物語がありました。
***
あるとき、イタリアの若者4名がNinoを訪れました。
しばらく後、その中の一人、Giulia(ジュリア)という女性からこんなメールが届きました。
「私の父 Luca(ルカ)がオリーブオイルを作っています。Ninoで使ってみませんか?」
***
そんなご縁でNinoにやってきたオリーブオイル。
軽やかでフルーティなオイルは、どんなお料理にもよく合います。
ローマの北側に位置するブレーラの地で、環境に優しく有機認証を受けた製法で作られました。
そんなLucaは私たちの大切なパートナー。
「コロナの影響はありますか?お元気ですか?」
と尋ねたところ、
「元気にしているよ。でもイタリアは大変な状況だ。」
今の私たちよりも、ずっと大変な思いをしているであろう彼を少しでも元気付けたい。
そんな思いでのお知らせです。
Luca、そしてイタリアへのメッセージを届けようと思います。
皆さまのお力もいただけたらと思います。
お店で直接メッセージカードを書いていただくこともできます。
また、メールもOK。 slowlyfoods.nino@gmail.com
「Lucaへ…」と書き始めてください。
イタリア語、英語、もちろん日本語でもOKです。
皆さんの声を届けたら、どんなに喜んでくれることでしょう。
そして、よかったらLucaのオリーブオイルをおうちでも召し上がってください。
通常一本(1リットル)4500円での販売ですが、しばらくの間、皆さまには3500円でお届けします。感謝と祈りを込めて…。Ninoは小さなお店ですが、互いに支える力が少しでも大きくなることを願っています。
1本 3500円(期間限定)
ご購入はこちらへ
↓
https://slowfoodnino.shop-pro.jp/
★店頭、ネットショップでお求めいただけます。