コロナ禍で飲食店の多くは厳しい状況にあります。お客さまの健康を大切にするがゆえの休業。テイクアウトやデリバリーという分野へのチャレンジ。
何をするか、どうするか・・どのお店も頭を悩ませていることでしょう。
私たちNinoもしばらくの休業を選択し、ネットショップやテイクアウトに取り組んでいます。
“何をしよう、どんな風にやろうか・・・”いろいろと準備を重ねていた時期、自分たちの思考も、そんな風になっていました。
でも、このような状況になった今、まず先に考えなければならないこと・・・それは“いかにあるか”でした。
“How to doではなく、How to be”であることに気付きました。
Ninoはいかにあるべきか。なんのために存在しているか。そして私たちスタッフ一人ひとりもいかにあるべきか。平穏なときも、困難なときも、自分自身はいかにあるべきか。
Ninoは空腹を満たすためだけの食事を提供しているわけではありません。心が満たされること。満たされた心の奥から笑顔があふれ出ること。それが大切な目的。お料理の提供は、それを実現するための一つの方法です。
“いかにあるか”を今一度身体の中にしみこませ、それから“何をするか、どうするか”を考えました。
ネットショップの工房では、丁寧に一食分ずつパスタソースを作ります。一度に作ることができるのは、二食分。大きなお鍋でまとめて作ることもできるんです。でもしないんです。
“お店と同じように・・”一人ひとりのお客さまの顔を見ているかのように作るんです。
“いかにあるか”を妥協しない。
そうすれば、“何をするか、どうするか”は自ずと定まってくる気がします。
そうすれば、守り続けるべきこと、変化を求めた方が良いことが見えてきます。
そのことをまっすぐにやり続けるだけです。