ありがとうございます!
今年は・・・全国22位。5年連続でランクイン。
みなさまのおかげです。喜びと感謝でいっぱいです(^^)
ますます精進いたします。
https://tg.tripadvisor.jp/news/ranking/best-inbound-restaurants/
コロナ禍で飲食店の多くは厳しい状況にあります。お客さまの健康を大切にするがゆえの休業。テイクアウトやデリバリーという分野へのチャレンジ。
何をするか、どうするか・・どのお店も頭を悩ませていることでしょう。
私たちNinoもしばらくの休業を選択し、ネットショップやテイクアウトに取り組んでいます。
“何をしよう、どんな風にやろうか・・・”いろいろと準備を重ねていた時期、自分たちの思考も、そんな風になっていました。
でも、このような状況になった今、まず先に考えなければならないこと・・・それは“いかにあるか”でした。
“How to doではなく、How to be”であることに気付きました。
Ninoはいかにあるべきか。なんのために存在しているか。そして私たちスタッフ一人ひとりもいかにあるべきか。平穏なときも、困難なときも、自分自身はいかにあるべきか。
Ninoは空腹を満たすためだけの食事を提供しているわけではありません。心が満たされること。満たされた心の奥から笑顔があふれ出ること。それが大切な目的。お料理の提供は、それを実現するための一つの方法です。
“いかにあるか”を今一度身体の中にしみこませ、それから“何をするか、どうするか”を考えました。
ネットショップの工房では、丁寧に一食分ずつパスタソースを作ります。一度に作ることができるのは、二食分。大きなお鍋でまとめて作ることもできるんです。でもしないんです。
“お店と同じように・・”一人ひとりのお客さまの顔を見ているかのように作るんです。
“いかにあるか”を妥協しない。
そうすれば、“何をするか、どうするか”は自ずと定まってくる気がします。
そうすれば、守り続けるべきこと、変化を求めた方が良いことが見えてきます。
そのことをまっすぐにやり続けるだけです。
ちょうど若草山の山焼きが行われた1月末のころ。
まだ奈良の街には、たくさん海外からのお客さまの姿がありました。
少しずつ少しずつ街の様子が変わり、3月の東大寺お水取りのころは、人よりも鹿が目立つようになっていたように思います。
それでも人は、毎日同じことを繰り返し、同じ場所で同じように仕事をしていると、変化を察知する力が薄れることがあります。
Ninoも、1月から3月にいたるまで、例年とは異なるお客さまの減少を感じてはいました。
けれども現実を見つめ、先を見通す力は、日々繰り返される日常の中で弱まっていたかもしれません。
そんなとき・・・
あるお客さまがいつものようにお食事に来られました。
中国、そして私たちのレストランとも縁のあるイタリアでの新型コロナウイルスの状況等をお話されました。
そして「日本も近いうちに同じようなことが起こるかもしれない」と。
その言葉を聞いて、現実を見つめ、先を見る目が開きました。
“もしもお店を休むことを要請されたら・・もしも街が閉鎖されたら・・”
恐れるのではなく、前を向くための思考でした。
Ninoでは、以前からネットショップの準備をしていました。
レストランと並行しながらの作業はなかなか難しく、中断していたのですが、3月頃から本格的に準備作業を再開しました。
4月に入り、売上減少を心配した常連さんが応援に来て下さることもありました。
Ninoファンの方が立ち寄って下さることもありました。
本当に本当にありがたかいことです。
でも、“うつらない うつさない”を第一に考えると、お客さまを大切にするために休む・・そんな選択にいたりました。
そして、今しばらくはネットショップで、みなさまのお役に立つことに懸命に取り組んでいます。
これからどうなるかは誰にも分かりません。
でも、常に今この現実をしっかり見つめ、その時その時にできることを積み重ねたいと思います。
いつも“みんなが笑顔である”ことを大切にしながら・・。
オリーブオイルはイタリア料理の要。大切な存在です。
Ninoで使っているオリーブオイルは、イタリア直送。
日本では手に入るのはNinoだけ。
このオリーブオイルとの出会いには、こんな物語がありました。
***
あるとき、イタリアの若者4名がNinoを訪れました。
しばらく後、その中の一人、Giulia(ジュリア)という女性からこんなメールが届きました。
「私の父 Luca(ルカ)がオリーブオイルを作っています。Ninoで使ってみませんか?」
***
そんなご縁でNinoにやってきたオリーブオイル。
軽やかでフルーティなオイルは、どんなお料理にもよく合います。
ローマの北側に位置するブレーラの地で、環境に優しく有機認証を受けた製法で作られました。
そんなLucaは私たちの大切なパートナー。
「コロナの影響はありますか?お元気ですか?」
と尋ねたところ、
「元気にしているよ。でもイタリアは大変な状況だ。」
今の私たちよりも、ずっと大変な思いをしているであろう彼を少しでも元気付けたい。
そんな思いでのお知らせです。
Luca、そしてイタリアへのメッセージを届けようと思います。
皆さまのお力もいただけたらと思います。
お店で直接メッセージカードを書いていただくこともできます。
また、メールもOK。 slowlyfoods.nino@gmail.com
「Lucaへ…」と書き始めてください。
イタリア語、英語、もちろん日本語でもOKです。
皆さんの声を届けたら、どんなに喜んでくれることでしょう。
そして、よかったらLucaのオリーブオイルをおうちでも召し上がってください。
通常一本(1リットル)4500円での販売ですが、しばらくの間、皆さまには3500円でお届けします。感謝と祈りを込めて…。Ninoは小さなお店ですが、互いに支える力が少しでも大きくなることを願っています。
1本 3500円(期間限定)
ご購入はこちらへ
↓
https://slowfoodnino.shop-pro.jp/
★店頭、ネットショップでお求めいただけます。
3月11日、被災地等復興支援ボランティア営業をさせていただきました。
ご来店、ご協力をいただきました皆さまには心より感謝申し上げます。
新型コロナウイルスにより、外出等を控える方が多い中でしたが、この日は例年と変わらず、たくさんご支援の輪をひろげていただきました。
今、私たち飲食店も厳しい状況にありますが、“苦しいとき、しんどいときこそ、自分だけの利益を考えるのではなく、分け合い、助け合いの精神を大切にしたい”と思っています。
毎年この日にご来店くださる方が、今年もいらして下さいました。
偶然この日に来店され、活動を知って寄付を下さった外国からのお客さまもおられました。
他にも、賛同の気持ちを精一杯に伝えて下さる方。「私東北出身なんです。思わずお店に入りました」と語って下さる方。
みなさんの声、お力を本当に嬉しく思いました。
当日の売上金78,336円と、今年度1年を通じて皆さまから託していただいた24,700円をあわせて、“公益財団法人 鎮守の森プロジェクト”に寄付させていただきます。
皆さまのご厚意に心から感謝申し上げます。