みなさまあけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年は丑年。辛丑(かのと うし/しんちゅう)です。
「辛」は草木が枯れ、新しくなろうとしている状態を表します。下にあるエネルギーが上に向かって現れるのです。新しくなると同時に、その過程では「つらい」「からい」が生まれます。もともと「辛」という漢字は、動物解体用のナイフの象形文字。鋭い刃物で表面を切り裂くと、中から新しいものが顔を出し生まれ出る。そんな意味もあります。
「丑」は種から芽が出ようとする状態です。お母さんのお腹の中から出た赤ちゃんが右手を伸ばしている様子を表す文字です。曲がっていたものが伸びる、つかむ、上へ上へ・・そんなイメージです。
「新しい」「始める」「伸びる」と、「つらい」「からい」が共存している感じがします。
終わりに見えることは、始まりの兆し。
辛いと思えることは、新たな変化の証し。
様々な事象によって、私たちの心は日々揺り動かされます。
イライラしたり、もやもやしたり、辛かったり・・それって環境の変化を恐れているだけかもしれない。現状にしがみついているから、変化することを辛く感じるのかもしれない。
今私たちの暮らす社会は、大きく変化する出来事であふれています。「つらい」も「からい」もあるけれど、どうせならば、新たに伸びゆくことに心を向けて過ごしたいものです。
Ninoという存在が、みなさまの心の中にある“つらい”を、“新たな変化へのワクワク”に変えるきっかけになれますように。願うとともに努めてまいりたいと思います。
目に見えない未知のものと向き合うとき、何が正解かどうかは、未来にならねば分かりません。
「あれは正しかったな・・」「何も分からなかったから間違ったこともしていたね・・」
未来の私たちは、今の私たちの行動をどう思うのでしょうか。
絶対的な正解が何かは分からないけれど、今できることを考え、一人ひとりが行動を積み重ねることが大切だと思います。
Ninoでも、コロナ対策をしています。
ご迷惑、ご不便をおかけすることもあるかと思いますが、ご理解方よろしくお願いいたします。
●ご来店の際には、以下の内容をご確認くださいませ。
・ディナーの営業は、17:30~22:00(最終入店20:30 ラストオーダー21:00)となります。
・ご予約は18:00~20:30の間で人数の調整をしながらお受けしております。
また2時間制で、お時間を区切らせていただいております。
・空席があっても、空間を保つために、お入りいただけない場合があります。
・席数を減らして営業しています。
(4人以上のグループは、現在お受けしておりません)
・テーブル席(3人席)は、対面型ではなく、横並型(全員壁を向く形)となります。
・ご予約無しの方は、ご入店時に“お客さまカード”(代表者の方のお名前と連絡先)をご記入ください。
・手指を消毒してお入りください。
・カウンター席では、隣のグループとの間にひとつ席を空けてください。
・お料理のシェアは控えていただき、なるべく個々にご注文いただくことをお勧めしていますが、シェアのご希望がある場合(ご家族等)はお申し出ください。
・料理をシェアされる場合は、取分用の皿・フォークをあらかじめまとめて準備します。都度、取分用のお皿等をお持ちすることをできるだけ控えます。
・大きな声でのおしゃべりや過度の飲酒はお控えください。
・当店では外気を取り入れる換気装置を設置しています。
換気のため、ドアを開けた状態にすることがあります。
・お席やトイレを使われた後に、都度スタッフが消毒をします。
お待ちいただくことがあるかもしれませんがご了承ください。
・お席でお会計をさせていただきます。
トレイで受け渡しをさせていただきます。
・体調のすぐれない方、発熱のある方は、またの機会のご来店をお願いします。
ゆっくりとお休みになって、元気な身体でお越し下さいませ。
●当面、お電話(0742-31-3650)のみのご予約受付となります。メールやSNSでのご予約はお受けしておりません。
●おうちでもNinoの味を楽しんでいただけるよう、ネットショップでパスタソースを販売しています。(Nino工房のページをご覧下さい)
●ネットショップ商品製造作業の日は、Nino(レストラン)をお休みする場合があります。ご了承ください。
ネットショップ『Nino工房』では、特別ニノッセ(イカ・帆立)を準備しました。海老アレルギーの方のためです。
数も限られています。アレルギーではないけれど、興味のある方はお店に来られたときにリクエストしてみてください。ネットショップの商品としては数量限定ですので、まとまった数が必要な方は別途ご相談ください。一週間以上前にご連絡をお願いいたします。
アレルギーは、人によって症状の大小が異なりますが、少しの量でも死に至る場合があります。アレルギー食材の混入が100%ないよう、慎重に作らねばなりませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
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アレルギーについて、飲食店を営む者として考えていることを書いてみたいと思います。
例えば「小麦アレルギーです」という方は、どんな食材がダメなのでしょう。小麦を使った食材・・パン、パスタ、うどん等があります。誰もが想像できるもの以外にも、醤油、水飴、ベーコンなどもその製造過程で小麦を使うことがあります。(全てではありません)一見小麦を使っていないように見える和菓子でも、水飴を使っている場合には小麦成分が含まれることがあるのです。アレルギーってそこまで考えなければならないんです。重度の方は、命の危険があるから・・。
何年か前、海外からの旅行者から予約の電話が入りました。「家族で旅行をしています。娘はアレルギーがあります。対応してもらえますか?」何度かやり取りし、お互いに納得の上、お受けすることにしました。けれども、予約日前日、こんな連絡が入ったのです。「娘がアレルギー症状で寝込んでいます。ホテルから外に出ることができないので、キャンセルします。ごめんなさい」とても残念で悲しい気持ちになりました。ご両親は、万全の準備をして、レストランや飲食店に“アレルギー”の内容を伝え、日本での旅行を楽しもうとしていたことは、Ninoへの予約状況からもよく分かりました。おそらく、先に書いたようなアレルギーに関する無知や意識の低さから、どこかの飲食店でアレルギー症状がでてしまったのだと思います。
海外からのお客さまを迎えることが多くなり、食文化の違いやアレルギーの問題にも何度も接することがありました。実際にアレルギー症状で苦しまれたお客さまの声を聞き、これは飲食店全体、日本の国全体がもっと意識を高めなければならないことだと思うようになりました。
命にかかわることだから。大切なことだから。みなさんも一緒に考えてみて下さい。
ありがとうございます!
今年は・・・全国22位。5年連続でランクイン。
みなさまのおかげです。喜びと感謝でいっぱいです(^^)
ますます精進いたします。
https://tg.tripadvisor.jp/news/ranking/best-inbound-restaurants/